生い立ち(大学)

目安時間 10分

前回、高校までの半生を振り返って書いてみたので

今日は大学時代で1記事作ってみようと思う。

 

大学は地方国立大学の経済学部。

 

商業高校に進学した親友が推薦入試で一足早くこの大学に合格してたってのも

大いに後押しになって、この大学に進むことにした。

 

初めて親元を離れて一人暮らしをすることになったんだけど、

自我が目覚めていなかったので、楽しみよりも不安が勝っていたなぁ。

 

親友の住むアパートと自分のアパートが割と近くて、

しょっちゅう遊ぶことができたから寂しくはなく、

同じ学部だったので最初らへんはほとんど一緒にいた気がする。

 

 

【旅行サークル】

新歓期にはいろんなサークルを周ってみて

結局 親友と同じ旅行サークルに入ることにした。

 

旅行サークルと言っても旅行に行くのは年に数回で

普段はドライブとか、飲みとか、カラオケとかボウリングとかビリヤードとか

THE 平成の大学生 って感じのサークル。

先輩、同回生、後輩、みんな仲良くて楽しくて。

 

【勉強】

高校3年生、志望校を決めるときにもまだ自我は目覚めていなくて

将来やりたいこととか、大学で勉強したいこととかも決まってなかった。

 

担任の先生の勧めで(どういう理由なのかは今もさっぱりわからないが)

商業教員の資格が取れるこの大学に入ることにした。

 

入学後すぐのオリエンテーションで、教員免許は必ず取れるけど

就職先(商業教員)は物凄い狭き門だよ 的な説明があって、すぐ目指すのを辞めた。

元々特にやりたかった・なりたかったわけでもなく、

それなのに狭き門に向けて努力や苦労をし続ける自信が全くなかったから。

この頃から少しずつ自我が目覚めていってたんだなぁ。

 

 

【簿記との出会い】

1年生の必修科目に 簿記 があって日商簿記3級レベルの授業を受けた。

これが自分にとってはめちゃくちゃ面白かった。

覚えることもそんなに多くなく、簡単な四則演算だけでパズルのように問題も解ける。

(3級レベルだからなんだけど)

あぁ向いてるな、って思った記憶がある。

 

小さい頃にそろばんをやっていたから、数字に対する苦手意識みたいなのは

そこまでなかったのも多少は味方したと思う。

 

あと、正直に言うと、商業高校に通ってた親友が

高校在学中に簿記2級を取得済みだったってのも大きかったと思う。

中学の頃は成績もそこまで良かったわけじゃない あいつが取れたんだから

自分だってすぐ取れるだろうし、取らんといけんなぐらい思ってた。

カッコ悪いけど変なプライドみたいなんがあったんだと思う。

 

 

【職業会計人コース】

実際に何の苦労をすることもなく授業は進み、単位も余裕で取れた。

 

そんな簿記に特化したコースが幸いにも設けられていて

会計士か税理士を目指すそのコースに進むことに決めた。

 

こちらもオリエンテーションで「狭き門」と説明されたけど

商業教員と大きく大きく違ったのは自分の興味があるというところだった。

 

ちなみに親友は大学を受験するときにすでにこのコースへ進むことを決めていたらしく

会計士やコースに対する理解も自分よりはるかにあったみたいだった。

 

このコース、大原簿記専門学校と大学とが提携していて、

大原の先生が大学まで来てくれて授業をしてくれるというもの。

大学の授業料とは別で大原に受講料を払う必要は当然あるんだけど、

大原の授業が大学の講義扱いになっていて、大学の単位ももらえる。

税理士・会計士を本気で目指す人にはとても有難いコースだった。

 

自分は税理士コースを選んで勉強を始めることにした。

税理士試験はいくつかの科目に分かれていて、

複数年かけて少しずつ科目合格していけばいいということだったので

会計士に比べるとまだ取りやすいのかなと思っての選択だった。

 

 

【簿記資格試験】

必修科目で簿記3級を学び、これは余裕だと思った自分は

職業会計人コースに進み、続いて簿記2級を習った。

これもあまり苦労することなく勉強を進めることができた。

 

自慢になりそうだけど(というか自慢なんだけど)

簿記2級もすんなり合格しそうだったので、

3級の資格試験は敢えて受験しなかった。

「自分、簿記3級もってないんですよ。2級は持ってますけど。(笑)」

これを将来言うためにもそういう判断をした記憶がある。

特に面白いわけでもなく、ただ嫌な奴だよなぁ。

 

(自慢はまだ続く)

実際に簿記と出会ってから約半年で日商簿記2級に一発合格することができた。

どうだ、商業高校で3年間かけて合格した親友とアッサリ並んでやったぜ、と

自分のプライドも満たすことができた。

 

【簿記1級】

ただ、そこから先はそんなに簡単なものじゃなかった。

簿記1級はめちゃくちゃ難しかった。

 

覚えなきゃ解けないことが多くなってきたり

複雑で時間のかかる計算がたくさんだったり。

 

結局3回目の受験でようやく合格できた。

2級合格から2年くらいかかったんじゃなかったかな。

 

その間、旅行サークルの活動(といってもほぼ遊び)への参加頻度も落とし

テスト期間外でも図書館や自習室で過ごすことがほとんどだった。

バイトもあんまりしてなかったんじゃないかな。忘れた。

 

経済的理由で大学の授業料は免除されてて

生活費は奨学金とバイト代でなんとか賄えてた。

奨学金は無利子で今も毎月返済中。

 

【税理士コース】

税理士コースの勉強内容は簿記1級よりもさらに何倍も難しかった。

税法のスペシャリストになるための勉強、

法律の暗記(ほぼ丸暗記)が必要だった。

 

もともと暗記系が大の苦手だったから、大変に苦しんだ。

こんなに暗記要素が強いと最初からわかってたなら、

たぶん税理士コースは選んでなかった。大きな大きな判断ミスをしてたんだ。

 

でも仮に会計士コースを選んでたとしても、

税理士コースほどではないにしても こちらも暗記領域は相当に大きかったと聞いた。

 

すでに大原の授業料も払っちゃってたし、

会計士コースに変えたところで という感じだったし、

法律科目は諦めて、だけど箔をつけるために(なんだそりゃ)

簿記計算系がメインの科目だけを合格することを志向した。

コツコツ勉強して1科目ずつ合格、

当初できると踏んでいた それですら無理だと判断したということ。

受かる気がしないまま2年目も受験し、

暗記要素の少ない1科目のみ合格したところで税理士資格の勉強はやめた。

 

大原の先生方も鬼ではないので、税理士科目の成績がすこぶる悪い僕にも優しく単位をくれ、

ゼミの先生もまた鬼ではなく、恐らくコース生(=試験勉強に集中するので他はある程度おろそかになっても仕方ない)ということで

中身ズタボロの卒論でも受け取ってパスしてくれた。

 

 

【就活】

税理士資格の取得を諦めてからは、周りの多くの学生と同じように就活を始めることにした。

 

特に将来の夢、働きたい業界がない自分にとっては

業種選択、企業選択の段階がとても難しかったが

簿記2級で工業簿記(製造業の工場会計)が楽しかったっていうのが

強いて言う 決め手 みたいなものになって、メーカーを中心に就職活動を続けた。

 

簿記1級の資格を持ち

ダブルスクールという割と熱いエピソードを持つ自分は

リーマンショック直後の就職氷河期においても、

どんな企業様の入社試験も1次面接まではほぼ顔パス状態。

 

経理の募集をしている会社であれば当然戦力になると考えてもらえるし、

そうでなくても簿記1級の難易度を考えた時に

合格にもってく過程(計画性やら継続性やらうんぬんかんぬん)を

うまくアピールすることで、自分がいかに優秀か(苦笑)を伝えるための武器になった。

 

とは言いつつも、業種・会社に強いこだわりがないことが最終面接あたりで大概バレてしまう。

最終的には開き直って、そこ以外にフォーカスして話を進める事で

何とか納得してもらうっていうのがお馴染みのパターンになった。

面接時間という超短時間においてのみ

自分の中にある自信家の部分を最大限に発揮させることで

なんとかいくつかの企業から内定をいただいた。

 

その中から、会社の大きさ、つまりは資本金とか従業員数とか(おい)

知名度(おいおい)とか、勝手なイメージ(おいおいおい)で入社する企業を選んだ。

 

それが自分にとってはあまり良くなく

3年以内に退職することになるんだけど、それはまた別のお話。


エビ五郎

副業実践人

エビ五郎

7歳と5歳の子どもの親をしているヒトです。 本業収入(会社員給料)以外にも自由に使えるお金がほしいと常々思っていましたが、ようやく実践してみようと立ち上がりました。 忙しいあなたの代わりに、同じく忙しい私が 副業にまつわるあらゆるモノ/コトに関し リサーチ&トライ&エラーを繰り返します。 そしてその過程で得られる何かをキャッチ&リリースします。 メルマガ登録していただけると より効率よくお届けできますので、 ぜひ上のボタンからよろしくお願いします。